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ベルリン極寒紀行【シュタージ展示館】 [旅行 海外]

さて 年始めにはちょっと不似合いかもしれないけど
避けて通れない場所のご紹介です

まずは、行きたかったのに行けず
尚かつ、近くに行って写真まで撮っていたのに気づかなかった
...という「シュタージ展示館」です

シュタージ1.JPG

入り口はこちらなんですが
シュタージ2.JPG
入り口前に有るというモニュメントなんですが
私が行った時には見あたらず...あれ?
違う場所にも入り口があったのかしら???
まあいいです

入ると右側に受け付けがあり、色々なシュタージ関連のパンフレットが置いてあります
何種類かもらってから受付に行くと「はい」と手渡された資料
見ると、手作りの英語で説明された冊子でした
..そか、私ったら電子手帳を片手にパンフレット漁りしてたからか(^^;)
いやいや アリガタヤ~~~~

さて 中にはいると諜報活動関係の展示がありました
まずは王道?隠しカメラ
シュタージ4.JPG
これはちゃんとカメラの形をしてますが、鞄の中に仕込まれたモノとか
ビックリしたのは中には水をまく時に使うジョーロとかにもカメラが仕込まれてたり
靴の箱(買う時に貰う、あの箱)とか財布底、ポシェットやマーカーにもカメラですよ!
車のドアとかネクタイ(裏にチャックがあって入れ替え可能)
鞄のチャックにカメラ、肩掛けのヒモの中にイヤホン...
今で言う、折り畳みエコバックみたいなものにもカメラ!
街にあってはコンクリートの柱の中、木の幹の中
そう言う展示を見ていたら、こりゃアリとあらゆるトコにカメラ有り!だな...と
怖いでしょ?
至る所にカメラカメラカメラ
も一つ、話には聞いていたけど...というシロモノがこれ
シュタージ3.JPG
匂いのサンプルです
対象者が使うイスの中に、秘密裏に布を仕込みます
暫く対象者が使って匂いがしみこんだ頃、またこっそり抜き取ります
それをガラス瓶に入れれば「臭いのサンプル」が出来上がり
ひとたび事が起これば、これを犬に嗅がせて捜査開始...

いやだ!

これ、すご~~~~~~くイヤだ!
いや、どれも全てイヤだけど、これはトップ3に入る位イヤだ
そしてこちらは偽造パスポート制作キット、と言えばいいのか...
いろんなスタンプとか収納されてます
シュタージ5.JPG

こちらはシュタージの制服
シュタージ6.JPG
着ていた人や団体はとりあえずおいといて、「制服」だけを見ると
ドイツの制服とか軍服とかって、かなりスタイリッシュで私は好きなんです
洗練されてるというか...
単に、私の好みのシェイプだって事なんですが...形、いいよね?

どんどん先に進むと、郵便のコーナーになりました
西側から送られてくる手紙や小包の監視をテーマにした部屋です

ここにあったのが、各国の都市名が入ってる消印スタンプです
シュタージ7.JPG

小さくて見えないかも知れませんが、当然「東京」も入ってます
シュタージ8.JPG
一覧表の下の方に、ちょっと間があいてる所があるの、わかりますか?
その隙間のすぐ下に「Tokio」があります

国旗に書いたメッセージが読めれば良かったんですけど(^^;)
感じからすると、反体制的なメッセージが書いてあるんじゃないかと推察されます
シュタージ9.JPG

盗聴システム、なんだろうな..と思われる展示物です
こうやって盗聴してるんだよって事なんだと思うのですが
シュタージ10.JPG
怖いよなあ
全部の電話を盗聴してたのかなあ
あ、でも、東ドイツ時代は各家庭に電話があった訳じゃ無さそうなので
今よりは盗聴しやすかったのかも??

他にも沢山展示してあって、写真ももちっと撮っては来たのですが
どうにもまだ説明が出来ませず(^^;)
残りはいつか機会があったら紹介させて貰います

結構見応えがあって、なんだかんだ言いながら2時間近く見てたと思います
館内の説明は全てドイツ語です
受付で主要展示物の英語冊子を貰えます
こちらの展示館は無料で見学出来ます
月曜日-土曜日10:00~18:00です

さて ベルリンでシュタージ関連のものと言うと
シュタージ博物館の方が有名かも知れません

シュタージ13.JPG

展示内容は先に行った展示館と同じような感じです
まあ、当たり前って言えば当たり前ですが(^^;)
尾行の方法とか盗聴盗撮の方法とか
逃亡方法も写真で展示してありました
そして、臭いのサンプルとかカメラとかもちゃんと展示されてました
入り口には、工作車(でいいのかな?)の展示もされていて
中に入ってみる事が出来ます
拉致監禁が目的なのかな?この車...

そうそう、この建物にはエレベーターがあるんですけど(使用は禁止)
2人まで乗れる様ですが、ホントに単なる「リフト」って感じで(^^;)
扉もなく、ただ、台車が上下するような...
学校にあった給食運搬用のリフトをちょっと大きくして、シースルーにした感じ?
チョットでもはみ出たら天井とか床とかに激突しそうです(^^;)

へぇ~と思ったのは制服の展示だったんですけど
襟章と肩章とか、各階級のモノを展示してあり
尚かつ、上着用、シャツ用とかという細かいモノも展示してあり
違いが分かって興味深い展示でした

ここでは、ミールケの執務室などの見学が出来ます
シュタージ本部だっただけに、室内が当時そのままに保存されており
リアル感はバッチリ!
ミールケの部屋にあるものと、事務官の部屋に有るモノとの差とか
結構見てると面白いものがあります
大きな回転式の資料棚とか、こういうのってよく図書館で見た様な気が...
本の目録とか良く置いてあったけど などと思ってみる
ここでは、違うモノが入ってたんでしょうけどね

執務室等をズンズン進んでいくと会議室みたいな広間に出ます
そこでは、コーヒーが飲める休憩所(有料だったと思う)になってました
迷いましたが、休憩せずに先に進みます

廊下の一番奥に、留置所が復元されてました
便器とほんっっっっっとに簡単な机とベッドが置いてあり
横の棚に囚人服とか置いてありましたかね
....寒そう

が、やはり説明文はドイツ語のみ
電子辞書片手に調べながら読んでも全く私にはチンプンカンプン(T_T)
でも、読めたとしても...内容が内容ですからねぇ 
落ち込んで帰ってくる結果になっていたかも...

Forschungs- und Gedenkstätte Normannenstraße
Ruschestraße 103, Haus 1 10365 Berlin

Mo-Fr: 11.00 - 18.00 Uhr
Sa, So, Feiertag: 14.00 - 18.00 Uhr

入館料は4ユーロ
他に、写真を撮りたかったら別料金を支払います
私は先に展示館を見てきたので、写真は撮りませんでした
幾ら払えば撮れたのかな?

もう一つ
ライプチヒにあるシュタージ博物館(ルンデ・エッケ)にも行って来ました
曲がり角(ROUND CORNER)というだけあって、ホントに曲がり角にありました
シュタージ12.JPGシュタージ11.JPG

こちらも主に「読ませる展示」です
当然、ドイツ語だけです(T_T)
でも、何となく内容は分かりました
TVでマスゲームの様子やホーネッカーの演説とかも流れてました
それにしても....
「尊敬するカール・マルクス」とかって...ま、いかにもって感じですかね(^^;)
学校の時間割とかも展示してあったんですけど
朝7時から1時間目が始まってましたよ!
やだーーーーーーーーっ!
で、夕方6:55に終了
...も、7時じゃん(T_T)
1週間に授業が28時限、スイミングが15時限、体育が6時限
東側の学校じゃなくて良かった...

館内の奥の展示室に、不似合いな土のかたまりがありました
なんだろう?
部屋には脱穀機のような機械
よく見ると...シュレッダーでした
で、横にあった土のかたまりみたいなモノは...
シュレッダーで粉砕した書類を溶かして固めたモノ(だと思う)だそうで
...も、完全に土だよ これ
こうやって証拠隠滅してたのね

こちらの博物館は無料で見学出来ます
地下壕も見学すると有料だったかな?
私は見学してないので分かりません スミマセン

この他にもシュタージ刑務所というものがあるのですが
さすがにちょっと(^^;)
行く機会があれば行ってみたいですけどね...
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