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やっと読み終わり~ [書籍]

「ナチを欺いた死体 - 英国の奇策
    ミンスミート作戦の真実」
ベン・マッキンタイアー (著)
小林 朋則 (訳)
中央公論新社


読み終わりました
ふぅ~

ワタシはこの「ミンスミート作戦」なるものを知らなかったのですが
映画化される位に有名な作戦だったんですね
ケーブルTVで放送してくれないかしら...

さてこの作戦
発動までの準備はもの凄く大変だったのが良く分かります
特に「目的に合致した」死体を探すのがいかに難しいか...
シロート考えからすると、簡単そうに見えたんですけどね
時代的にゴロゴロありそう、なんて思ってましたよ(^_^;)
で、探してきた死体に偽情報を持たせて海に流す
ただそれだけの為に、バックボーンをこれだけ固めるとは驚きです
この念の入れ方がハンパじゃない!
(けど、割と矛盾点はあった様子(^_^;))
この作戦を組み立てていく行程が詳しく書かれていて
関わった人たちの苦労や、ユーモアが垣間見れてオモシロイです
ユーモア...そうだな イギリスっぽいブラックユーモアって感じかな?
皮肉っぽいというか どことなく上から目線というか
「いわし」の一文が良い例かも


それにしても、発動前のこの綿密な「人物構築」とは違って
海に流した後の「あとは野となれ山となれ」的な
いや違うか「出たとこ勝負!」「行き当たりばったり」的とでも言うべきか
不確実要素満載の作戦に思えてしまう、どシロートなワタシ
当然、発見からドイツに情報が流れるまで計算してのことなんですけど
何というか、ガッチガチに足もと固めてからじゃないと動けないワタシからすると
そんな 「一か八か」な勝負、怖くて無理!
そう考えると、スゴイなあ この人たち...

本文にはあまり書かれていなかったけど
兄弟で異なる思想を持っていたユーエン・モンタギュー
兄のユーエンはイギリス情報部、弟のアイヴァーはソ連のスパイ
お互いやってることは知らないにしても、とても仲の良い兄弟
うへ...ワタシ的にはここ、もちっと掘り下げたい気分です
アイヴァーの事、本当に気付かなかったのかな?
イギリス情報部は目を付けていたのに...

なんにせよ、これで全てが白日の下ハッキリした、とは言えない様で
...でも、本当に全てが分かることは、この先も無いんでしょうね
いつもはドイツ側からの資料を見てばかりいたので(読むじゃなく見る、ね)
このように連合国側からの資料を見るのも興味深いものがあります
この本を紹介してくれた同級生に感謝!


そうそ
この間再読するぞ!と言っていたマンガも無事完読
あれ?こんなんだったっけ?ってな感じでスルスル読み終わり
いや、これは興味の度合いが左右されてるんだな..と納得
面白かったデス
結構焼けてたからカバーでも掛けてやるかねぃ


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