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ベルリン紀行6 【壁を探して】 [旅行 海外]

しつこいようですが、実は続きます(^^;)
今回は壁の跡をサラッと訪ねてきました
今はもう殆どが撤去されていて、
跡は道路に敷かれた煉瓦で表されています
これはブランデンブルグ門から帝国議会裏に伸びる壁の跡
壁1.JPG

この跡には「ベルリンの壁」のプレートが埋め込まれています
壁2.JPG

これが延々と続いてるんですよねぇ
こうして線で表されてるだけとなると、正直なところ、今ひとつ実感は沸きませんでした
そうそ、帝国議会裏の交差点際には、脱走を試みて失敗し射殺された方々の慰霊碑があります

ブランデンブルグ門を後にしてポツダム広場方面へ向かいます
途中左側に ホロコースト追悼碑があります
壁16.JPG

この先、ライプチッヒ通りを左折し、
ヴィルヘルム通りに出るとチェックポイント・チャーリーがあります
壁3.JPG

横にはアメリカ側が建てた警告看板が立っています
まずは「アメリカの管理下に入ろうとしてますよ」という警告が
壁4.JPG
裏には逆に「出ようとしてますよ」という警告が書いてあります
壁8.JPG

すぐ脇に壁博物館があるのですが、
壁6.JPG
ガイドを付けて見学に来ている学生さんが沢山いました
私も聞き耳を立ててガイドさんの話を聞いてみたのですが....
ドイツ語ですしね、ち~~~っとも分かりませんでした わははは (^^;)
ここでは、脱出の時にどういう方法を使ったのか?
実際に実物(たぶん)を展示して見せてくれます
トラバントの荷台ってのは良く聞きますが
他にも、え~~うっそおって感じの方法もあったんですよ!
なんだっけなあ カヌーみたいなのの胴体部分をくりぬいて
そこに寝そべって隠れた、とか....
寝そべっては入れるけど、息出来るの? 
閉所恐怖症気味な私には、考えただけで息が詰まりそうです
でも
人間、生きるか死ぬかの瀬戸際になったらそんな事言ってられないですよね うん

ここを出てまたポツダム広場方面に歩いていくと
トポグラフィー オブ テラーという展示場所に出ます
壁9.JPG

見えますか?
道路に壁の跡の煉瓦敷きがあって、その先に壁が保存してあります
裏?に回るとこんな感じです
壁10.JPG

ガイドブックとか見ると、壁の下にある煉瓦部分に写真展示とかしてあるんですが
私が行った時は全部外されていて、この壁と反対側に展示がしてありました
煉瓦の部分は立ち入り禁止になってました
何だろう?修復するのかしら?

で、ここの壁から街を見るとこんな感じです
壁11.JPG
壁がまだあった時代には、こういう風に見えてたんでしょうか?
確かに寒々しい感じはしました

で、まだまだ先に進むとポツダム広場手前に監視塔が残っています
壁12.JPG
ホントに広場の直前にあります
下には奇麗なお店がずらっと並んでます
そこに これです
メッチャ違和感!!
でも、これがあるって事は緩衝帯だったんですよね ここ...

アレクサンダープラッツ駅からU8で3つ目の駅
ベルナウアーシュトラーセ駅で下車すると壁記録センターがあります
ここは、壁を緩衝帯ごとそのまま保存してあります
記録センターの横にある見学塔から見る事が出来ます
壁14.JPG

写真は小さいので今ひとつハッキリしないかもしれませんが
手前に壁があって、その後ろに足跡が分かるようにならした砂地
警備員が移動するための通路
照明、鉄条網、そしてもう一つの薄い壁
これが「壁一式」です

この壁の前に道路が走ってるんですが
ここは昔のまんまなんですよね
(この道は西側の道路になるのですが...)
壁13.JPG

「壁一式」の隣にある展示スペースと和解の教会(黒い丸い建物)です
壁15.JPG
赤と水色の展示壁のあるところ
そこは「壁一式」にあった警備兵の移動路の延長になります
とすると、当然その回りの何もない空間は、元・緩衝帯です

この通り、真っ直ぐ駅を通り越してまだまだ歩くとマウアー・パークがあります
知らないで通ってたんですけど、どう見ても「元 緩衝帯」って感じで
一直線に広場があるんですよ 何だろうなあ とキョロキョロしてたんですが...
実は、壁資料館へ行こうと思って、間違ってこっちに歩いて行ってしまったんです
で、その公園前でベビーカーを押していたお母さんに道を聞いたら
「ここはマウアー・パークだから逆に真っ直ぐ行ってね」と言われ
!なるほど! ここがマウアー・パークか! と分かった次第(^^;)
お恥ずかしい
でも、間違ったお陰でいい光景を見せて貰えました
緩衝帯の為に不自然にぶった切られたアパートとか
あんまり普通では見ない光景ですよね(^^;)

あとは、ホテルの先にも壁があるという情報を仕入れたので
よしよし 行ってみるか!と歩いて行ったんですが....
途中かなりコアな場所に出てしまい、この先はやめとけ!と自己警告発令
とても残念だったんですが、流石に1人でコアな一角に突入する勇気はありませんでした
また行く事があれば今度はぜひぜひ!!

こんな感じで、サラッと表面だけですが壁を探してウロチョロしてきました
監視塔とか、街のちょっと奥に行けば残っているらしいですが...
DDR博物館で壁の地図を買ったので、次回行く事があればチャレンジしてみたいです
壁崩壊から20年も経つと、結構壁自体がなくなってるんだなと実感しました
もしリベンジをするなら、なるべく早いうちに行かないとダメですね
新しいモノに次々とチェンジしていってしまいそうです
そうなる前にもう一度行きたいです

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