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M [舞台 バレエ]

今日は東京文化会館にバレエを見に行ってきました
東京バレエ団の「M」です

もう、ずいぶん前にTVで放送していた初演版を見てから
一度でいいから生で見てみたい!と思っていた演目です
が!
7年前に「シ」を演じていた十市君が引退してしまい
もう見るチャンスもないんだろうなあと諦めていたところ

なんと!
今回、十市君が復活して「シ」を演じる、とのこと
ならば 見に行かねば!!

今日はありがたい事にめっちゃ前方席をget
前過ぎるかな?って位だったんですけど、心配したほどじゃなく
生でつま先までしっかり見える良い席でした
1時間40分
休憩無しで一気に三島の一生を駆け抜けます
頑張って付いていくぞーーー!押忍

さて 題材にも成っている三島由紀夫ですが
実はワタシ、読んだ事もないんですよ ははは(^_^;)
「潮騒」なら映画になってるから見てるだろ?って?
いやいや ははははは
ワタシが百恵ちゃんの映画なんて見る訳ないじゃん(^_^;)
こんなワタシですんで、何となく題材と場面は分かっても
細かい、意味するところはまるっきり分かってません
スミマセン

さて 感想とも言えない、ただ思いついた事を簡単に...



Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳの衣装なんですが
Ⅰが黒い衣装でⅣが白
黒から白に徐々に色が変わっていく様に
黒→黒っぽい灰→白っぽい灰→白 の衣装を着ていたのは
白=死・浄化を表しているのか?
そんな感じがしました
それと、禁色の場面でしたか
Ⅰ Ⅱ Ⅲ と オレンジ、ローズ、ヴァイオレット
男女ペアになれる人数がいるのに
あえて 男女、男男、女女 でペアにしたのは
何かのたとえなんでしょうか?
あ?「禁色」だから、なのかな
う~ん でもそうなると「女女」のペアが分からない...

楯の会の教練シーン
これがバーレッスンになっていたのも面白かったです
全く不自然さを感じず、でもちゃんと「訓練」の意味も分かり
なるほど...と思いました
これ以外にも、金閣寺炎上もフラッシュペーパーで表現されていたり
鹿鳴館では、子供がおもちゃの拳銃を撃つ→最後の一発は発射音付き
等々、分かりやすく、しかもインパクトのある場面作りで
恐らく、眠くなるであろうと思われた場面も、そんな事もなく食い入るように見ていました

そして最後
三島少年が切腹する場面
ここがTVで見ててあまりにも美しかったので
ぜひ生で見たい!と思っていたんです
少年が扇子をバサッと広げた途端
降ってくる桜桜桜
初めは前側だけで、散り始めたら同時に後ろは暗幕が降りてきて
(恐らく 楯の会メンバーの撤収の為だとは思いますが)
次に真ん中からも散り始め、さながら桜シャワー(^_^;)
これこれ!
これが見たかったのよーーー!

全編通して「様式美」の世界なのですが
ここが一番様式美を強く感じた場面です
欲を言えば、初演の様にもちっとパキッと扇子を開いてくれたら...
って いやいや 十分です!
良くガンバリました!>少年

終わってから、チラッと「明日も見ちゃおうかな」と思ったのですが
手持ちが無かったので断念
その分、ビデオを見直します
「M」
今年の〆を飾るにふさわしい、とてもよい舞台でした


本日のキャスト

少年:肥田宏哉
I-イチ:高岸直樹
II-ニ:後藤晴雄
III-サン:木村和夫
IV-シ(死):小林十市
聖セバスチャン:長瀬直義
射手:永田雄大
船乗り:平野玲
女:吉岡美佳
海上の月:小出領子

オレンジ:高木綾
ローズ: 西村真由美
ヴァイオレット: 井脇幸江


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