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一冊目読み終わり [書籍]

一冊、読み終わりました

監視国家
~東ドイツ秘密警察に引き裂かれた絆~

重かった...
けど、監視する側、される側双方の意見が載っていたので
意見の偏りが無くて良かったと思います
何というか....分量的には(^^;)

内容としては、そりゃどうしたって監視される側の話の方が
重く、暗く、ツライ内容になるのは当たり前
その辺を読む前に肝に銘じておいたんですが...
思った以上の悲惨な内容に絶句でした

監視対象者の「臭いのサンプル」や個人ファイルなど
そこまでするのか!?という位の徹底的調査は
ワタシの理解の限度を軽く超えてました
ホントに信じられるのは己のみ!

それと、壁崩壊時にシュタージが破り捨てた(シュレッダーした)膨大な書類
それを根気よくつなぎ合わせているパズル・ウーマン(男性も居ますが)の方々
この方達もスゴイ
膨大な紙片から元の書類を復元するんですよ?
A4一枚90ピース!
それが、一枚づつにちゃんと分別されてるならまだ分かりますけど
袋に入るだけ詰め込まれてるんですから、
単純に考えても元の書類が何千枚×90ピースでしょ?
一体何ピースになるのやら
しかもお手本は当然ありませんしねぇ
...気が遠くなります
作業員の皆様には、本当に頭が下がります


それとは対照的に、監視する側の元シュータジの話は
「いつまで当時を引きずってるのよ...」と思う話も幾つかありました
...まさか国が無くなるとは思ってなかったんでしょうねぇ
権威に寄り添い媚びへつらってジブンを守ってきた訳で
その権威の傘が無くなる日が来ようとは夢にも思わなかったんでしょう
それ故、崩壊後ジブンの身に降りかかる事なんかも考えた事も無かったでしょう
まあ、一口にシュタージと言っても、色々な人が居るって事は分かりました
シュタージだって人間
生きて行くには色々妥協もしなくちゃならなかったでしょう
が!
それにしても.....度を超した行動に怒りを覚えます

まあ、他にも思った事は色々あるんですが
私なんぞ、感想を言える立場じゃないって気がします
確かに上っ面しか知らないですしね...

なので!!
興味のある方はぜひ読んでみてください
これはね
自分で読んでみないと分からないです
オススメの一冊です

第二次世界大戦、ナチスの独裁社会を経験し
その後、社会主義の東ドイツに生活し
さらに正反対な資本主義のドイツに放り出され...
考えてみたらスゴイ話ですよね
それでも人間って何とか適応して生きていくんですねえ
...
「適応」という言葉は正しくないかもしれませんが...

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