ベルリン紀行７ 【ザクセンハウゼン収容所】 [旅行 海外]
しつこく続いていた旅日記もこれで最終回です
たぶん
ｕｐしようかどうしようか迷ったんですが．．．
ま、取りあえず
今回はベルリン郊外に残されているザクセンハウゼン収容所です
郊外と言ってもＣゾーンにあるので、ウエルカムカードで行ける範囲にあります
アクセス
ＡｌｅｘａｎｄｅｒplatzからＵ８に乗って終点の Wittenauまで行き、
そこからＳ１を使って終点Oranienbrugまで行きました
駅からはバスが出ているのですが、下車してからもさもさしてたら乗り遅れました（＾＾；）
ブラブラ散策しながら歩いても25分位なので、行きは歩いていきました
帰りはもちろんバスです
駅へ行く路線は幾つかあったのですが、今回は821番バスを利用
中に入る前に時刻表はキッチリ確認！
その時間にあわせてバス停へ行きました
バスだと、駅まで７分でした わはははは～早いなぁ（＾＾；）
さて 行きは歩いて行ったわけですが
ハッキリ言って、完全なる住宅街です
こんなトコに収容所があるの？？って思う位、閑静な住宅街です
途中、標識が出てるので道は間違ってないんですがチョット信じられませんでした
が！
忽然と出てくるこの標識
ホントにこの標識の回りも、普通の住宅街なんですよ？
家の脇に「死の行進」跡地って．．．うわぁぁ～～
もちろん、住宅街の方が先にあったんでしょうけど．．
この標識のある道を曲がると、正面に入り口が見えてきます
この門？を入るとビジターセンターがあります
取りあえず、トイレだけ借りてgo！
ビジターセンターから収容所の門までちょっと歩くんですが
その道に沿って、普通にアパートも建ってます
上層階だと、収容所の中も見渡せるでしょう
．．．毎日この光景を見るのか．．．
ワタシにはめっちゃヘヴィーです
200mくらい歩くのかな？
左折すると門が見えてきます
あぁ ついに来たんだな．．と実感
そしてこの門には有名な扉があります
「働けば自由になれる」
うそばっかじゃん！！と思いながら門をくぐりました
これも、今だから思えるんでしょうけどね．．．
門を出ると目の前には広場がありました
遠くにメモリアル オベリスクが見えます
塔の上には▼が沢山並んで描かれていますが、
それは政治犯収容所を表しているんだそうです
取りあえずは順番に見ていく事にしました
まずは右手に進んでいくのですが
この広場の壁を抜けるとまた広い土地が現れます
見ると、ポツポツと石が並んでいます
近づいてみると
この石は各収容施設の棟番号を表していて、その後ろに収容施設が建っていたのでしょう
今は何も無いので広く見えますが、実際に建物が建っていたら狭く感じる事でしょう
２つ、収容施設が内部公開されています
一つにはお風呂、トイレ、ランドリーの窓口、ベッドなどが残されているのですが
あまりに痛々しく．．．
自分が押し潰されそうで、取りあえずは一巡して出てしまいました
隣には鉄条網と壁で囲われた囚人棟（でいいのかな？）があります
重い気持ちでその壁を抜けたところ．．．
私、ここで異変が起きました
先ほどの、入り口の門をくぐった時から「あれ？」とは思ってたんですが
とにかく、足が先に進まない
おまけに心臓がものすごい早さでバクバク（ドキドキなんてもんじゃない！）し始める
なになになに？？
ここ、何の施設だっけ？と説明書を取り出してみて納得
納得した途端、思わず口から出てきたのは「お経」でした
自分でも気が付かないうちに「南無阿弥陀仏」とか「南無妙法蓮華教」と唱えてました
私は不信心なヤツですんで、ホントにこのお題目しか知らないんですが
この先、ここの敷地を出るまでずーーーーーーーっと唱え続けてました
真面目な話、この記事を打ってる今でさえ、心臓がバクバク言ってます
今まで、どこへ行ってもなーーんにも感じなかった私でさえこれです
ここが尋常ではない場所だという事は、これでイヤと言うほど分かりました
この先、まだまだ色々な施設が残されていて
その一つ一つがものすごく重くて
１人で来た事をチョット後悔してしまいました
他にも色んな国人たちが見学に来てました
学生さん達も集団で見学してました
が、皆さん割と明るいんですよね．．．なんで？
学生さんなんて、キャッキャ騒ぎながら見てます
でも、逆にそれが私には有り難かったかも知れません
ホッとするというか．．．スミマセン！
もし、来る人来る人、みんな悲壮感漂う感じで見学していたら
ワタシ、逃げ帰ってたかもしれません
あ、そうそう、焼却炉を見学していたら千羽鶴が掛かってました
どこの方が掛けて行かれたのでしょう？
近寄って確認出来れば良かったんですが、そこまで入って行けず．．．
この日は朝から小雨が降ったり止んだりで生憎の天気だったんですが
診察棟（悪名高き人体実験場ですね．．）を過ぎたところから日が射してきました
その時、「あ 心臓のバクバク、無くなってる」と気づきました
お経のせいだとは思いませんが、ホンのちょっとは通じたのかも？
なんて自分勝手に思いこんで収容所を後にしました
行く前は、正直な所どこか観光気分で見学、みたいな気持ちがあったんですが
そんな半端な気持ちでは行ってはいけない所だ、って事が良く分かりました
でも、行くチャンスがあるなら、ぜひ行ってみて欲しいと思います
出来れば、お天気の良い日を選んで（何時間も歩き回りますから）
合掌
◆Memorial and Museum Sachsenhausen
Adress:Straße der Nationen 22
D-16515 Oranienburg
Tel. (0)3301-200-0
Opening times:
15 March until 14 October: daily 8:30 - 18.00
15 October until 14 March: daily 8:30 - 16:30
Price
Entry is free.
たぶん
ｕｐしようかどうしようか迷ったんですが．．．
ま、取りあえず
今回はベルリン郊外に残されているザクセンハウゼン収容所です
郊外と言ってもＣゾーンにあるので、ウエルカムカードで行ける範囲にあります
アクセス
ＡｌｅｘａｎｄｅｒplatzからＵ８に乗って終点の Wittenauまで行き、
そこからＳ１を使って終点Oranienbrugまで行きました
駅からはバスが出ているのですが、下車してからもさもさしてたら乗り遅れました（＾＾；）
ブラブラ散策しながら歩いても25分位なので、行きは歩いていきました
帰りはもちろんバスです
駅へ行く路線は幾つかあったのですが、今回は821番バスを利用
中に入る前に時刻表はキッチリ確認！
その時間にあわせてバス停へ行きました
バスだと、駅まで７分でした わはははは～早いなぁ（＾＾；）
さて 行きは歩いて行ったわけですが
ハッキリ言って、完全なる住宅街です
こんなトコに収容所があるの？？って思う位、閑静な住宅街です
途中、標識が出てるので道は間違ってないんですがチョット信じられませんでした
が！
忽然と出てくるこの標識
ホントにこの標識の回りも、普通の住宅街なんですよ？
家の脇に「死の行進」跡地って．．．うわぁぁ～～
もちろん、住宅街の方が先にあったんでしょうけど．．
この標識のある道を曲がると、正面に入り口が見えてきます
この門？を入るとビジターセンターがあります
取りあえず、トイレだけ借りてgo！
ビジターセンターから収容所の門までちょっと歩くんですが
その道に沿って、普通にアパートも建ってます
上層階だと、収容所の中も見渡せるでしょう
．．．毎日この光景を見るのか．．．
ワタシにはめっちゃヘヴィーです
200mくらい歩くのかな？
左折すると門が見えてきます
あぁ ついに来たんだな．．と実感
そしてこの門には有名な扉があります
「働けば自由になれる」
うそばっかじゃん！！と思いながら門をくぐりました
これも、今だから思えるんでしょうけどね．．．
門を出ると目の前には広場がありました
遠くにメモリアル オベリスクが見えます
塔の上には▼が沢山並んで描かれていますが、
それは政治犯収容所を表しているんだそうです
取りあえずは順番に見ていく事にしました
まずは右手に進んでいくのですが
この広場の壁を抜けるとまた広い土地が現れます
見ると、ポツポツと石が並んでいます
近づいてみると
この石は各収容施設の棟番号を表していて、その後ろに収容施設が建っていたのでしょう
今は何も無いので広く見えますが、実際に建物が建っていたら狭く感じる事でしょう
２つ、収容施設が内部公開されています
一つにはお風呂、トイレ、ランドリーの窓口、ベッドなどが残されているのですが
あまりに痛々しく．．．
自分が押し潰されそうで、取りあえずは一巡して出てしまいました
隣には鉄条網と壁で囲われた囚人棟（でいいのかな？）があります
重い気持ちでその壁を抜けたところ．．．
私、ここで異変が起きました
先ほどの、入り口の門をくぐった時から「あれ？」とは思ってたんですが
とにかく、足が先に進まない
おまけに心臓がものすごい早さでバクバク（ドキドキなんてもんじゃない！）し始める
なになになに？？
ここ、何の施設だっけ？と説明書を取り出してみて納得
納得した途端、思わず口から出てきたのは「お経」でした
自分でも気が付かないうちに「南無阿弥陀仏」とか「南無妙法蓮華教」と唱えてました
私は不信心なヤツですんで、ホントにこのお題目しか知らないんですが
この先、ここの敷地を出るまでずーーーーーーーっと唱え続けてました
真面目な話、この記事を打ってる今でさえ、心臓がバクバク言ってます
今まで、どこへ行ってもなーーんにも感じなかった私でさえこれです
ここが尋常ではない場所だという事は、これでイヤと言うほど分かりました
この先、まだまだ色々な施設が残されていて
その一つ一つがものすごく重くて
１人で来た事をチョット後悔してしまいました
他にも色んな国人たちが見学に来てました
学生さん達も集団で見学してました
が、皆さん割と明るいんですよね．．．なんで？
学生さんなんて、キャッキャ騒ぎながら見てます
でも、逆にそれが私には有り難かったかも知れません
ホッとするというか．．．スミマセン！
もし、来る人来る人、みんな悲壮感漂う感じで見学していたら
ワタシ、逃げ帰ってたかもしれません
あ、そうそう、焼却炉を見学していたら千羽鶴が掛かってました
どこの方が掛けて行かれたのでしょう？
近寄って確認出来れば良かったんですが、そこまで入って行けず．．．
この日は朝から小雨が降ったり止んだりで生憎の天気だったんですが
診察棟（悪名高き人体実験場ですね．．）を過ぎたところから日が射してきました
その時、「あ 心臓のバクバク、無くなってる」と気づきました
お経のせいだとは思いませんが、ホンのちょっとは通じたのかも？
なんて自分勝手に思いこんで収容所を後にしました
行く前は、正直な所どこか観光気分で見学、みたいな気持ちがあったんですが
そんな半端な気持ちでは行ってはいけない所だ、って事が良く分かりました
でも、行くチャンスがあるなら、ぜひ行ってみて欲しいと思います
出来れば、お天気の良い日を選んで（何時間も歩き回りますから）
合掌
◆Memorial and Museum Sachsenhausen
Adress:Straße der Nationen 22
D-16515 Oranienburg
Tel. (0)3301-200-0
Opening times:
15 March until 14 October: daily 8:30 - 18.00
15 October until 14 March: daily 8:30 - 16:30
Price
Entry is free.
よく一人で行ったわね(>_<)
まぁ基調な経験だ
by つきみ (2009-03-16 23:22)
結構行こうか迷ったんだけどね．．．
でも、行かずに後悔するより、行って後悔！
って 行って後悔は全くしてないけどね（＾＾；）
一応他にも写真は撮っているんだけど
それは今度会った時に！
by うさぎ (2009-03-17 06:25)